ベトナム4日目
朝、6時頃起床。
目が覚めたとき、読みかけの本を握りしめていた。
朝は、涼しい。昼間の蒸し暑さと比べて、肌寒いほど。
川を望むレストランで、朝食。
静かな川辺で優雅な朝食。贅沢すぎる…。
ベトナム風かウェスタン風を選択するセットメニュー。
フルーツと、ジュースと、コーヒーと、卵料理と、パン。
量は、十分。
今回は、パッションフルーツジュースと、エッグベネディクトをチョイス。
ホテルのボートで、20分ほどで市街へ。
今日は、市街で、昼食をとり、翌日の昼ごはん用のパンなどを仕入れてくる予定。
昼間のボートも、気持ちいい。
目的は、バインセオのお店、「バインセオ・ムォイ・シエム」。
豚肉ともやしなどを炒めたものを、卵の皮で巻いてある料理。ベトナム風お好み焼き。
中華の塩味の炒め物といった感じで、フツーにおいしかった。
次に、郵便局。フランス風の建築。ガイドブックやネット上の写真で見た通り、美しかった。世界時計が並べていある中に「Tokyo」が。今日は、月曜日。オフィスでは、今頃みんな働いているんだろうなぁ、と思いながら。
迎えの船まで少し時間があったので、先日のアボカドスムージをもう一度。今度は、店内で。少し読書。
また、あの川の真ん前の信号の無い道路を渡らないといけないので、気合を入れる。
が、運良く、目の前に、同じ方向に向かうお兄さんが。その方の後をついて、スルスルと横断に成功。感動である。
ホテルに戻って、あわただしくプールで泳いだ後、マッサージを受ける。
マッサージでは、力を抜くように何度も言われたが、どうも力が抜けない。読みかけの五木寛之氏の「知の休日」にあるように、脱力は難しい。
その後、ホテルのレストランで食事。
生春巻きと、豚のシチューと、ピノタージュを。生春巻きは、日本で食べるより少しハーブが多めかな、と。逆に、日本ではハーブを少なめにしているのだろう。豚のシチューは、日本で食べるシチューをスパイシーにした感じ。
お客さんは、私一人。夜の川を眺め、虫の声と時々通るボートのエンジン音を聴きながら、優雅な食事。このホテルを選んで、本当によかった。すごく高かったけど。
ベトナム3日目
今日は、メコン川のツアー。
ホテルを移るので、朝食後、チェックアウトをして、ホテルで夕方まで荷物を預かってもらうようにお願いする。
そして、ツアーの迎えを待つ間、ホテルのロビーで新聞を読む。
ホーチミンで、日本のマグロの解体ショーがあるとのこと。なんだか、少しうれしい。
メコン川ツアーでは、バスで、ミトという街まで行った。
日本語ツアーで、ガイドは、Ducさん。
発音は、ベトちゃんドクちゃんのドクちゃんと同じ、とのこと。
ネットでの評判通り、とてもお話しがおもしろかった。
ベトナムでは、バイクは大人2人まで乗ってよく、ヘルメットの着用が義務化されているとのこと。
ただし、6歳以下と60歳以上は、大人とカウントされないとのこと。荷物扱いなのか、ヘルメット着用の義務はなく、何人乗っても良いらしい。
Ducさん曰く、「おじいちゃん、おばあちゃん、ヘルメットなくても大丈夫ね。頭固いから。。。」
途中、トイレ休憩。
蓮の花がキレイだった。まさに、ベトナム。
そこにいた、ウサギ。丸々と太っていて、少し不気味だった…。
その後、車内から、水上住居を見る。
施設に到着。ドクさんの案内で園内を進む。
フルーツを試食。手漕ぎのボートに。
ツアーは、20人ほど。
フルーツのテーブルでご一緒した、女子大生の2人と3週間でアジアを回っている最中という大学生のお兄さんと、4人でボートに。
船からの眺めは、まさにジャングル。
女子大生の子たちは、その後も、なにかと話しかけてくれて。
一人旅に身としては本当にありがたかった。
一緒に写真を撮ろうと誘ってくれたり。
その写真は、ちゃんと後でメールしてくれた。
若いし、かわいいし、人当たりもいいし。
どこをとっても勝てない。。。
別に、勝負しなくてもいいのだけれど。。。
さて。
その後、ボートを降りて、島に上陸。
はちみつやココナッツキャラメルを試食したり、蛇と一緒に写真を撮ったり。
ちなみに、試食中、ヘビさんは、布にくるまれて待機していた。
その後、エンジンのついたボートに乗り換えて、さらに奥へ。
途中、晴れていた空が急に曇ってスコールのような雨。そして、到着する頃には、雨は止んだ。
エレファントフィッシュと焼きそばなどの昼食。ビールを注文してみる。
その後、ツアーは、お寺に寄って、ホーチミン市内へ。
仏様がかわいすぎる。。。
ただし、ベトナムの仏教は、日本などの大乗仏教と違って、小乗仏教で、戒律が厳しいらしい。妻帯や肉食が禁じられているという。
ツアーの解散後、バックパッカー街では安く洋服などが買えると聞いていたので行ってみる。が、どうも、買う気になれない。
断念して、バインセオ(ベトナム風お好み焼き)で有名なお店を探すが、見つからない。
唯一、チェ(ベトナムのデザート)のお店を見つけて、購入。お餅が入っていて、ココナッツミルクのスープの香りも良く、本当においしかった。
チェを食べたお店の近くのスーパーで、ワンピースを購入。
荷物を、朝のホテルに取りに戻る。
夕方でバイクの量が増えた上に信号がないので、道路を渡るのが本当に怖かった。
ホーチミンでは、いわゆる白タクが多く、乗っていいタクシーは3社ほどに限られるらしい。その中の一つの車が、結構すぐに捕まえられた。
ホテルに戻って、荷物をピックアップ。
迎えのボートの時間まで余裕はあり、迎えのボート乗り場はそのホテルの目の前なのだけれど、一つ問題が。。。
川の真ん前の道路は、広くて交通量が多い割に、信号がない。
スーツケースと一緒に、その道路を渡らなければならない。
考えただけで泣きそうだった。
ツアー会社の日本人スタッフさんに教えてもらった「道路の渡り方」を丁寧に思す。
バイクの運転手の目を見る。絶対にそらさない。目があっていれば、ひかれない、らしい…。
そして、なんとか道路横断をクリアして、船着き場へ。
迎えのボートに乗って、20分ほどで、2つ目のホテルへ。
夜のボートは、気持ちがよかった。30メートルほどの川幅の中を進んでいったのは、クルーズツアーに参加しているような感じだった。
桟橋に到着すると、私の担当の執事さんが待っていてくれた。。。
2件目のホテル、お値段も高かったし、期待はしていたけれど、なんだかそれ以上だった。
プール無しの部屋を予約したのだが、たまたま人が少ないのか、プール付きの部屋にランクアップしてもらったよだった。
プールの写真は、また、明日。
ベトナム2日目
6時過ぎに起床。窓の外には朝日が。
川べりでは、バドミントンを楽しむ人たちが。
散歩がてら、近くのコンビニにミネラルウォーターを買いに行く。朝の街は人が少なく、道にたむろしているおじさんたちに声をかけられて、少しこわかった。
ホテルに戻って朝食。フォーと白粥など。
今日は、クチトンネルのツアー。
市内からバスで1時間ほど。
途中、ゴムの木を見る。
そして、クチトンネルの施設へ。
ガイダンスのビデオを観た後、トンネルを見学。トンネルの入り口に入って記念撮影。(当時の切迫した状況を考えると、不謹慎極まりないのですが。。。)
実際に100mほどのトンネルを体験することもできる。多くの体験記に見られるように、本当に狭かった。私は、20mで断念。
その後、ライフル銃の射撃を体験。これは、別料金で、10発で2500円ほど。ツアーの費用が19ドルなのに…。音がすごかった。引き金を引く瞬間、気持ちがいいのだけれど、衝撃で、弾道を見る余裕がなかった。
その後、街に戻って、ツアーは解散。
昼過ぎだったので街を散策。解散場所近くを歩くと、バッグパッカー街に遭遇。狭い雑然とした路地は、汚れた白い建物が並び、おじいさんが家の前に座ってボーっとしていたりして、いかにもアジアという感じだった。写真を撮り忘れたのが残念。でも、きっと記憶に残ってくれるだろう。
その後、ふらっと入ったカジュアルなレストランで昼食。エビと野菜の炒め物とご飯の定食のようなものを。700万ドン。350円ほどかな。そのお店に決めたのは、トイレに行きたかったのと、呼び込みのお兄さんが、ニューハーフぽかったから。初めて、生で、そういう雰囲気の人を見た。料理を待っている間、なにかと話かけてきてくれて、うれしかった。
その後、ベンタイン市場に行ったりしたけれど、どうしても買い物ができず。タクシーでホテルに帰ることにした。
その後も、なんとなく「買い物をしなければ」と思って百貨店に行ったりしてみるが、なんとなく買う気になれず。日本で買うのとそんなに値段が変わらないように思えたからだ。
結局、ホテル近くのお店でステーキ定食のようなものを食べる。890万ドン。500円弱。ソースが、なんとなく日本と違うようにおもった。辛くないのだけれど、スパイシーというか。香りが。とにかく肉が食べたかったので、満足。肉欲が満たされた、といった感じ。
その後、街を少し歩く。ネオンが、異国感を出している。
なんとなくさえない一日だったので、なにか面白いことを、と思い、ホテル近くのコーヒー屋さんでアボカドスムージーなるものを購入。ホテルに持ち帰る。
一口目の感想は、「しまった…。」。
アボカドの青臭さが前面に出ていて、それを無理やり甘さで抑えようとしているところが、どうも納得できなかった。
が、飲み進めていくうちに、慣れてきて、好きになっていった。その後、口の中の後味に幸せを感じてしまった。。。
まるで…
それは…
ベトナム1日目
仕事も片付かないまま、かねてから計画していたベトナムのホーチミンへ。
今年は部屋のリフォームをやったので、さらに旅行など贅沢すぎる…
とかなり迷った挙句、結局8月の初めに飛行機のチケットとホテルの予約をしてしまった。
そして、今日、ベトナムへ。
前日までの仕事が片付かず、帰宅が遅くなってしまった。
中途半端な時間に寝て飛行機に遅れることをおそれて完徹で、関空へ。
今回は、初めてのビジネスクラス。
なので、飛行機での移動も、今回の旅行の大きなイベントとなった。
ここ数年、旅行の始まりに乗る飛行機では、離着陸や揺れがかなり怖くなってしまった。
でも、さすがビジネスクラス。今回は、まったくそんなこともなく。
本当にありがたい。
優先搭乗で乗り込んだ後、ウェルカムドリンク。
ビジネスクラスでは、客室乗務員さんは、一人ひとりを名前を呼んでくれる。
足元も広い。足元には、整理用の棚が。
その後、テーブルクロスを引いてもらっての機内食。
飛行機が怖くなった3年ほど前から初めてと言っていいほどの、
機内でのワイン。
そして、メインのお料理。ビーフを頼んだつもりが、魚が。
白ワインを追加する。ニュージーランドワイン。
フルーティなのに、後味すっきり。かなり美味しい。
空港からバスで市内へ。そして、市内からはタクシーでホテルへ。
ホテルの部屋の窓からは、川が見える。
一息ついて、晩御飯に、ホテルの近くにある、チェーン店のフォー24へ。
牛肉のフォーを。デザートに、ヨーグルトを。
その後、就寝。
2014年5月
マンションリフォームのための仮住まいの中間地点まできた。
キッチンが使い慣れなかったり狭かったり、
ベッドではなくフローリング上の、二重ではあるが薄いマットが痛かったり、
隣がうるさかったり(夜12時過ぎのへヴィメタは、お姉さん、つらいです…)。
いろいろと気になることはあるけれど、
やはり、この桜川の街は、おもしろい。
一度、駅前のバーに飲みに行った。
親戚の家のリビングで飲んでいるような感じ。
長年の飲酒で口のしまりが悪くなったのか、少し聞きにくいマスター。
私より少し年上の、職業を聞いても絶対に話してくれない謎の女性。
私より少し年下の、色白でおしゃれな、いじられキャラのネイリストの男性。
この2人は、そこそこの常連らしい。そこに交じって、唯一の既婚者として雄弁をふるってきた。旦那さんは、遠くで単身赴任しているけれど。
あとは、やはり駅前の「食鮮館」と「ジャパン」。好きすぎます。
そして、銭湯。結局、10枚つづりの回数券を。
工事も後2週間ほど。銭湯の回数券、使いきれるのかっ!
気温が上がってきて、いっきにダルくなった。
来年もこうだろうと思って、敢えて、
気候についての記述を残そうとするのだけれど、
「だるい」なんて残して良いのだろうか。
来年の私には、「フンっ仮住まいのたわごとが!」
と、一笑してもらえることを祈るばかりである。
River Cafe
仮住まいに引っ越して初めての週末。
朝から、テレビアンテナの、壁の差込口の不具合を、管理会社の方に直していただく。
入居当初、アンテナのコードを差し込もうとしたところ、壁の端子が中に入り込んでしまっていたのだ。壁に入り込んだ状態で、なんとかテレビと接続したものの、ちゃんと直してもらうことにした。
やってきたおじさんは、私の差込の力が強すぎたという。私が悪いとでも言いたそうな感じである。一見、丁寧そうな物言いだけに、余計に腹が立った。また、こんなこと、よくあることだとまで。
「うそつけ!私は今まで4回ほど引っ越しをしたが、こんなこと初めてだぞ!」
とキレそうになったが、思いとどまる。このおじさんともめても仕方がない。
その後、職場に向かう前に、気分転換で、難波の港町のRiver Cafeにてランチを。テラス席しか空いていないというので、テラス席へ。風がとても気持ち良かった。
(恥ずかしかったので、こそっとシャッターを切り、こんな写真しか…)
http://www.opefac.com/river_cafe/
お湯が出なくて銭湯にいくハメになっても、帰りの夜風が気持ちよかったり。土曜の朝からおじさんにキレそうになっても、River Cafeのテラス席の風が気持ち良かったり。この時期にリフォームをして正解だったと改めて思う。