祇園・一力亭


試験の合格祝賀会ということで、
京都の一力亭に行って来ました。


調子に乗って、着物を着ていくことに。
仕事を早退して、いざ、美容院・着付けへと。。。
(なにやってんだか。。。)
http://kimono-sasa.com/


さて、いざお座敷へ。


合格者は私を入れて4人だけ。
あとは、偉い先生方が15名ほど。
奥様同伴で来られた方も。
総勢20名ほどでのお座敷。
そこに、10名ほどの舞妓さん・芸妓さんが。


まず笛の演奏を聴いた後、
お食事が運ばれ、舞妓さん・芸妓さんが。
食事の膳の前に舞妓さん・芸妓さんがどんっと座られ、
「さ、食べとくれやす。」
目の前に座られると、食べ難いのですが。。。ま、食べる。
私と同じ事務所のMさんの前に、まず、お一人の芸妓さんが。
二人がかりで、芸妓さんとお話を。緊張のあまり、ついお酒が進む。
そうすると、すかさず、芸妓さんがついで下さる。さすが。


芸妓さんたちとの歓談の後、踊りを見せていただき、3時間の宴は、終了。


Mさんと、祇園のスペイン風バルで余韻を楽しんだ後、
着物も着崩れることなく、無事帰宅。


舞妓さん、芸妓さんたちとお話を。
華やかな世界の裏で厳しい生活をされていらっしゃるのだな、と。


京言葉でお話されるのが美しかった。
慣れていらっしゃるからか、レンポンスが速く、気持ちがいい。
でも、お酒が進んで、心配だった。
(幸い、二日酔いなどはなかったけど)


その他、気づいたことメモ。


【お料理も、結構よかった】
かなり前に祇園お茶屋さんの経験がある父からのアドバイスでは、
食事はたいしたことがない、ということだったが、結構おいしかった。
刺身の中の、海老を少し湯通ししたものだとか。白子の入った茶碗蒸しだとか。
(茶碗蒸しに、隣席のMさんは、「おいしい!」と尋常でない感嘆の声を上げていた…)


【京都以外の出身の方が多い】
(昔は、京都外の出身であることをお客さんに話すことは許され無かったそうです。)


【舞妓さんと芸妓さんの違い】
舞妓さんはまだ子供です的な衣装を着ている。
たとえば、着物には袖を持ち上げて縫い上げてあったり。
また、舞妓さんや芸妓さんの中でも、成長に従って衣装や髪型に違いがあるらしい。


【職業病】
舞妓さんたちは自毛で髪を結うらしく、
毎日地肌の同じところにテンションがかかるので、ハゲができてしまうらしい。
(職業病と認定されているらしい…)


【最初の7年は奉公】


【自前さん】


【若いうちから結婚願望が強い】


【舞妓さん・芸妓さんのモチベーション】
世間知らずの私は、舞妓さん・芸妓さんというとお茶屋さんの席でお客さんの相手をするのが本業だと思っていたが、彼女たちの本業は、踊りや鳴り物などの芸事である、ということが、直接お話してみてわかった。
何人かの方に仕事のやりがいを感じるときを聞いたところ、みなさん、「踊りの舞台」を挙げておられた。