バンクーバー滞在記・3日目(語学学校初日)

●起床
 というか、学校のことが気になるのか、夜中の2時頃に目が覚めた後、眠れない。。。
 あきらめて、日本から持参した能力担保研修の課題を少しやった後、ぼーっとして夜明けを待つ。
 夜は、8時頃まで陽が出ているのに、日の出は6時頃のようである。
 6時すぎ、明るくなってきたので、身支度を始める。

●朝食
 キッチンに上がると、エスマットが私のお弁当を準備してくれていた。
 ロンも起きてきて、コーヒーを煎れていた。私の分も、あるようである。ありがたい。
 朝食に、昨日と同じ、ナッツ入りのシリアルをいただく。
 食べていると、ロンが来て、仕事の話をしてくれた。
 彼は、印刷業をしている。
 昔は、会社を持っていて20数人雇っていたという。
 ただ、被雇用者の保険料や税金(政府、自治体、小規模の自治体)が重く、やめたという。
 その他にも、一般の複写機の値段が安くなるとともに性能もそこそこよくなり、
 また、専門的な職人に払う給料が高いのが原因とのこと。
 専門的な職人を雇うのでは価格でついていけなくなったという。
 アシスタントだと時給10ドルで済むが、専門家だと25〜35ドルかかる。

●登校
 7時10分過ぎに出かける。
 が、お弁当を忘れたのに気付き、途中で戻る。結局、7時20分頃の出発となった。
 スカイトレインに乗る。

 緊張しているのか、車中で少し気分が悪くなるが、
 なんとか、終点のウォーターフロント駅までたどり着く。
 相変わらず、小心者である。
 ダウンタウンに近づくと、スカイトレインは地下に潜る。
 地上に出て、少し迷うが、なんとか時間までに学校にたどり着く。

●語学学校
 語学学校は、4つの校舎に分かれている。
 別の校舎に行って、クラス分けのテストを受けることに。
 同じように校舎を移った3人と、同じテーブルで待つ。
 2人のドイツ人と、1人のブラジル人。
 ブラジル人のデボラは、若い女性。
 ドイツ人の1人は女性でフランツィ。
 もう1人のドイツ人は、男性で、セバスチャン。
 フランツィは、おとなしそうだが、他人をよく観察している。
 係りの人の説明の中、デボラが違う用紙を見ていたりすると、鋭く突っ込んでいた。
 デボラは、セクシーな女性。ただ、長く英語を勉強しているのになかなか上達しなくて、
 と話す私に、「英語は日本語と違いすぎるもの。当然よ。」ととりなしてくれた。オトナである。
 お薦めのSambaを聞いたところ、次のミュージシャンの名前を書いてくれた。
 Gilberto Gil
 Maria Rita
 Caetano Veloso
 Arlindo Cruz

 新入生は、80名ほど。日本人は、意外に少ない。
 多かったのは、ブラジル人、韓国人だったと思う。

●テスト
 1)60問を30分で解く→熟語や単語を選択する問題
 2)会話力のテスト
   →スタッフに、出身を聞かれたり、絵を見せられてその説明をさせられたり
 3)エッセイ→3つのお題を15分
   →?理想の英語の先生、?最もよかったこと、?カナダの印象

オリエンテーション
 4つある校舎を回った。その後、昼食としてピザが出された。
 このとき横に座っていたのが、ヒューエイというマレーシアの女の子。
 こっちの大学に入るための準備としての参加らしい。
 控えめだけど、芯の強そうな女性。
 ベジタリアンで、みんながピザを食べる中、持参したお弁当を広げていた。
 海苔のいい香りがした。
 解散後、日本人だけ集められて、日本人スタッフによる日本語の説明があった。
 
●学校の学生用ロビー
 他の日本人学生と別れた後、コーヒーを買って、メイン校舎のロビーに座る。
 今日聞いた、気になった表現を電子辞書で確認しながら、
 エスマットが用意してくれたお弁当を広げた。
 サンドイッチとリンゴ1個とビスケット。まさに「欧米風のランチボックス」。


 その学生用のインターネットPCで、メールのチェック。
 持参したPCでの、無線LANの使い方がわからず。
 ホームステイ宅で自分のPCでインターネットができる、という恩恵を享受できない状態である。
 でも、この方がいいのではないかと思う。
 ホームスティ宅でインターネットができたら、それ以外何もしないように思うし。

●帰宅
 寝不足なので早々に帰宅する。
 しばらくすると、ロンとエスマットが、揃って帰宅。
 選挙の投票に行っていたという。カナダでは、平日に投票があるらしい。
 カナダでは、残業する人はほとんどいないとのこと。
 休日も、家族との憩いを大事にするのだろう。
 そんな休日を投票日としては、誰も投票に来ないから、だろうか。
 いや、休日だと、投票を管理する職員が働かないからかもしれない。

 二人と、少し、テレビを見る。
 「Dancing Stars」という番組で、有名人が、プロのダンサーと組んで、
 ソシアルダンスを披露し、得点を競うというもの。
 日本でも、同じような番組があったと思う。

 ロンとエスマットは、二人で、ダンスをするという。
 ご飯を食べに行って、ダンスをする、とのこと。嗚呼、欧米。
 ちなみに、ロンは、腰が悪く、腰に金属のプレートが入っているらしい。
 空港の、金属探知機には、毎回引っかかるらしい…。

●夕食
 夕食の準備をしているエスマットに、今日のできごとを報告していたら、
 水曜日に、息子さんのところでターキーを食べるので、一緒に行こうと言われる。
 ホームパーティである。
 そして、夕食は、ポークチョップと、スティッキーライス。
 冗談かと思うくらい大きな豚肉の塊が目の前に。
 両手を重ねてできる塊の1.5倍ほど。
 全部食べられなかったので、残りは、明日のランチに。
 明日こそ忘れずに持って出なければ。

●夕食後
 夕食後、アイスクリームを食べながら、食卓で二人が話相手をしてくれた。

 カナダではフランス語も話されていると聞いたが、みんな話せるのか聞いたところ、
 フランス語は、ケベックなど一部だけで、ほとんどの人が使わない、とのこと。
 ちなみに、このフランス語を話す人たちは、英語がわかっても英語は話さない、と言っていた。
 その理由は、戦争で、イギリスがフランスに勝ったことを恨みに思っているから、とのこと。
 フランス語の話は、今後しない方がよさそうである。。。

 その後、シャワーを浴びて、日記をつけて、就寝。
 今日こそ、ぐっすり寝られますように。。。