ガイシの女/汐見薫

外資系企業のシビアなな日常とともに、
いろんなタイプの女性が描かれていた。
したたかな女性や、その女性たちに翻弄される世間(男性だけでなく女性も)に、
腹を立てる主人公の視点にかなり共感してしまった。
とにかく私たち世代の女性がよく描かれていた。
どんな境遇でも、同世代の女性にお勧めしたい一冊。

●キーワード
 シンジケートローン
 ブックランナー
 エージェント・バンク


内容紹介
外資系銀行に勤務する岩本杏子は、投資信託銀行に勤務する兄・隆人の風邪の見舞いに行くが、隆人は半年前に倒産した外資系企業の担当で残務処理に疲労困憊の様子だった。
その2日後、隆人は不審な死をとげ、納得できない杏子は死の真相を追う。
第1回ダイヤモンド経済小説大賞優秀賞受賞作家による経済ミステリーの傑作!
内容(「BOOK」データベースより)
「ガイシ=外資系企業」で働く女は、使い捨てなの?魅力的な女性たちが巻き起こす『怪事件』に、悲運にめげず立ち向かう『ガイシの女』の、実に爽快なミステリー。バリバリ働くイメージとは裏腹に、実情はパワハラ、セクハラが横行するシビアな世界。企業犯罪の犠牲になった兄の無念を晴らす杏子が、「ガイシの闇」に立ち向かう。

ガイシの女

ガイシの女