干芋農家を訪ねる。

サツマイモを干芋に加工している農家を訪ねる。


海沿いの高台にある畑は、海を、近くから見下ろすことができる。
畑で採れた芋を、皮をむいて、畑の中に作られた釜戸で蒸して、
畑の中のビニールハウス内に干す。
釜戸の薪が焚かれるにおいと、風と、海の眺め。
普段、パソコンに囲まれて仕事をする身としては、うらやましかった。


もちろん、大変なことも多いという。
台風のときには、海水の泡沫が直撃するらしい。
最近、商工会議所が地場産業の開発に乗り出し、
その地域の農家の芋を大手企業が扱うことになったものの、
芋の価格など、ちゃんと決められていないことが、多いらしい。


ここで、お話を聞いた農家の方は、80歳近い女性。
普通は、「おばあちゃん」と呼びたくなる年齢だろうが、そうは呼べない。
おちついた口調で、仕事が楽しいこと、将来の展望を話す姿には、しっかりとビジネスが感じられた。


年を取ることについて、また楽しみが1つ増えた。


ちなみに、畑で、蒸したてのお芋をいただいた。
芋なのに、ジューシーで、じゅるじゅるとたいらげてしまった。
体重も、また、増えたことだろう。。。