Hello CEO / 幸田 真音

主人公たちの新会社に対する熱い想いが、心地よかった。
たとえば、P.105のりり花のセリフ。
「過去の認識と、現在の把握、それがあってこその未来っていうわけね?
 むやみに先だけ見ていてもダメってわけなんだわ」
基本をきっちりしないと、という主人公の翔の考えをまとめてのもの。
仕事は、効率よく、ただし、丁寧に、しなければならない。


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内容(「BOOK」データベースより)
藤崎翔は外資系のクレジット・カード会社に勤務する27歳。米国本社の意向による大幅な組織改革=大規模なリストラ計画に飲み込まれた翔は、信頼する上司や同僚たちとともに会社を去り、ベンチャー企業を立ち上げる決意をする。5人でスタートした新会社は「エキノックス」。既成の概念から抜け出した新しいビジネス展開を模索する翔たちだが、なぜか最年少の翔が社長をすることに―。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
幸田 真音
1951年生まれ。米国系金融機関で債券ディーラーなどを経て、’95年『小説ヘッジファンド』で作家に。テレビのコメンテーターやラジオのパーソナリティーとしても活躍中。政府税制調査会財政制度等審議会などの委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)