civil action

「civil action」とは、民事訴訟という意味らしい。
人生、偶然に偶然が重なっていくものだなぁ、と。
「さりげなく編集に凝る」という紹介文にはうなずける。
たとえば、図書館の子供たちのシーンの次に法廷のシーンに移るところなど。

ちなみに、ジョン・トラボルタ自身にも目がいってしまう。
サタデーナイトフィーバーから20年あまり。
いろんな努力があったり、ターニングポイントがあったんだろうなぁと思う。


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あくまでもビジネス優先で仕事を行う敏腕弁護士のジャンは、息子の死が環境汚染によるものだと訴える母親の懇願にやむなく耳を傾ける羽目になり、調査を開始。やがて彼はおぞましき事件のいきさつや、被害者家族の苦しみなどを目の当たりにしていくうちに、いつしか事件に没入していく…。
アメリカで実際に起きた民事訴訟をもとにしたヒューマン法廷劇。はじめ嫌みなエリート臭プンプンだったのが、次第に真顔になっていくとともに一文なしになっていく主人公の過程をジョン・トラヴォルタが熱演。工場側の弁護士役ロバート・デュヴァルとの静かなる対決もスリリングでいい。地味な展開であるが、さりげなく編集に凝るなど、観る者を飽きさせない作業に腐心しているスティーヴン・ザイリアン監督は『シンドラーのリスト』の脚本家としても著名。(的田也寸志