2014年4月

いよいよ、リフォーム開始まで10日あまりとなった。

仮住まいも決まり、徐々に荷物を運んでいる。

家財を一時預かってもらうのだが、仮住まいへの引っ越し作業も頼むと恐ろしく費用がかかるとのこと。そこで、仮住まいへの引っ越しは、自力で行うことに。まだ本拠地を移してはいないが、すでに仮住まいを借りている。行くたびに、必要なものを選出して徐々に運び込む。仮の生活を組み立てていく感じがして、おもしろい。

ただし、テレビなど、自分で運べないものについては、家財を運んでもらうついで、ということで、仮住まいに運んでもらうことにしている。さて、どうなることやら。

4月26日、伯父が亡くなった。私の初恋の人であった。伯父というより祖父という方が年齢的にしっくりくるような関係ではあったが、子供の頃、家族でお邪魔するたびに、伯父にまとわりついていた。生まれたときにはすでに「祖父」という関係となる人が他界していた。このため、小学生の頃、身近な人から戦争体験を聞くように、という課題が出されたとき、この伯父さんにお伺いをたてた。これに対して、伯父さんと、そしてその奥さまの伯母さんは、長い手紙にして、戦争体験を語ってくれた。伯父さんは、軍事工場で作業をされたこと。伯母さんも、工場で作業をされたこと。

基本的に一人暮らしをしていて、職場の同僚に比べて家族の世話をすることがほとんどなかった。歳を重ねたせいか、そのような生活に疑問を持つようになった。なんのために働いているのだろうか。要領が悪いのか、夜遅く、一人で職場に残っていると、さして優秀でもない自分が一人ムキになって仕事をすることに、意味があるのだろうか、とも思う。

そう思う反面、職場、仕事に恵まれているとも思う。就職活動に苦労していたとき、職に就けないことについて、心底恐怖を感じた。歳を重ねてきて、現役で働けるのも、あと何年だろうとも考える。そうすると、望めば案件を担当させてもらえる今の状況は、贅沢であるとも言える。

その答えが、自室のリフォームであったりする。この状況の中、好きなように生きてみようと思う。プライベートを充実させたい。いつまでも、毎日職場に行って案件をこなすことで他人と関われるような生活は、続かないということを、肝に銘じなければいけない。リフォームが完了したら、音楽を再開したい。別に、バンド活動までやりたいとは思わない。せめて、ピアノを触れるようにしたい。秋の「いとこ会」にも参加したい。

あとは、ま、いきあたりばったりかな。ま、とにかく目の前のことに、全力で。