「世界をだました男〜Catch Me If You Can〜

日常を忘れたくて、適当に手に取った本。これが、結構おもしろかった。終盤までは、華麗なる詐欺の成果が延々と書かれていてフィクションじゃないかと思った。が、終盤、収監されてからの悲惨な経験も書かれていて、それがまた重すぎず、バランスのいい話だった。

詐欺は褒められたことではないが、参考までに、本文中に紹介されていた詐欺師の要素を。私も、だます、とまではいかなくとも、できる人間を演じたいものである。その参考に。


1.人間的魅力。その一部は、身だしなみによってきまるらしい。
2.観察力。並みの人間なら見落とす、枝葉末節まで、観察することが、重要らしい。
3.調査能力。よく知っていることも、やはり重要らしい。


以下、amazon.co.jpの紹介文

内容(「BOOK」データベースより)
20世紀最大の詐欺師―それはわたしだ。あるときはパンナム副操縦士。あるときは病院のレジデント。あるときは法律家。またあるときは大学講師。偽造小切手だけで、21歳までに稼いだ金額はしめて250万ドル。全米50州はおろか、26ヵ国の警察から追われたが、美食もすてきな車も魅力的な女も豪奢な住まいも思いのままだった…。稀代の犯罪者が明かす、驚くべき至芸の全貌。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
アバネイル,フランク
ニューヨーク近郊ブロンクスヴィル生れ。16歳から21歳までに、偽造小切手と身分詐称で250万ドルを稼ぐ。連邦刑務所で服役後、数々の職業を経て詐欺対策コンサルタントに。銀行、ホテル、航空会社を顧客に持つほか、FBIとは25年以上に及ぶ協力関係を持つ。妻子とともに中西部在住